翻訳メモリをアップロードして、言語スペシャリストに提供するものと同じ文脈情報をDeepLに読み込ませます。そうすることで、最初から正しい翻訳結果が得られ、ポストエディットにかかる時間を大幅に削減することができ、チームはより重要な業務に専念できます。

DeepLは翻訳を最初に生成する際に、過去の編集をすべて反映した翻訳メモリを自動的に呼び出して適用します。これにより、ポストエディット作業を効率化できます。
100%マッチでは、新規翻訳の原文のセグメントが翻訳メモリ内の翻訳に完全に一致する状態であり、そのまま利用できます。

DeepLでは、翻訳メモリのセグメントと一致する翻訳について、文脈についても確認します。文脈が一致している場合、コンテキストマッチとして翻訳が文脈とも完全に一致していることを検出します。この場合、人間がレビューを行う必要はなくなります。

翻訳が似ていても完全一致でない場合、DeepLはマッチ率をパーセンテージで表します。翻訳メモリから翻訳を自動で再利用する場合と、チームが目を通す必要がある場合に合わせて、閾値を設定できます。

DeepLのスマートマッチ機能では、ファジーマッチを参考にする際にAIによる提案が提供されます。これを活用することで、ポストエディットの時間をさらに短縮できます。

DeepLに、言語スペシャリストに提供するものと同じ文脈情報を与えることで、編集なしでそのまま利用できる、一貫性のある正確な翻訳を得ることができます。

翻訳メモリは.TMX形式でエクスポートし、DeepLのCustomization hubでメモリをアップロードするオプションを選択します。